当ページの掲載文は、当方としての認識、解釈です。全てが正解とは言いません。
違ったご意見等があると思いますが、ご理解の上、参考にしてください。

納経用品

お納経
お納経とはそれぞれの寺院でお経を唱えた、又は写経を奉納した証としていただきます。

Q:お納経してもらえる時間は?
A:御納経所は午前7時〜午後5時までです。
Q:お納経の料金は?
A:納経料は掛軸500円、納経帳300円、白衣200円です。
  お納経が1度きりのものを掛軸、墨書きがあり重ね印するものを納経帳、
  法印のみ重ね印するものを白衣と識別されます。
  また、お納経は礼拝の対象であることから、その他のさんや袋や前掛け、
  手ぬぐい等にはお納経しない決まりになっています。

納経軸
納経軸は、お納経を受けて、表装すると、立派なものになります。家宝としましょう。
また、お床の無いお家には、縦額や横額、屏風という方法もあります。

Q:宗派が違うのですが?
A:納経軸はよく宗派を問われますが、霊場めぐりに宗派は関係ありません。
  歴史的背景や仏教的観点からすればこだわる必要のないところです。
  しかし、掛軸を仏事に御使用になる場合、各自宗派のご本尊さまを選んでおいた方が無難でしょう。
  ・真言宗:弘法大師、十三仏(中央大日如来)
  ・禅宗:弘法大師、釈迦如来、十三仏(中央釈迦如来)
  ・浄土宗:阿弥陀三尊、阿弥陀如来、六字名号
  ・浄土真宗:阿弥陀如来、六字名号
  ・天台宗:釈迦如来、十三仏(中央釈迦如来)
  ・その他、信仰によって弘法大師、不動明王、観世音菩薩
Q:掛軸の値段の差は?
A:金箔の大きさ、色数、細工にかかる時間によります。本紙は絹本、和紙で差はありません。
Q:売れ筋は?
A:手を合わせる対象になります。値段よりもお顔をよく見てお選びください。
Q:本紙の絹本、和紙どちらがいいの?
A:絹本は絵が描きやすく、しわになりにくいが、墨が乾きにくい。
  和紙は絵に味がでるが、しわになりやすい。墨の乾きは良いが、湿気るとにじむこともある。

納経帳
納経帳は、一人一冊お納経をいただきます。
複数回回られる方は、重ね印といって同じところへお納経をいただきます。
最近は、墨絵が入ったものや小さいものが流行っていますが、重ね印をするつもりの方はオーソドックスなものをお勧めします。

白衣
白衣は一人一枚にお納経をいただきます。
ご自分の旅立ち用として、また、近親者の旅立ち用として用意される方が多いようです。
最近は、各寺名と御詠歌を印刷してある白衣が一般的になりました。まだお詣りしていないお寺がよくわかります。

巡拝用品

衣装や用品はいろいろあります。”こうでなければいけない”というものはありません。
お詣りの途中途中で買い足していくのも一つの楽しみ方だと思います。
ちなみに、作務衣の上に袖無しの白衣、ワゲサというスタイルが一番のお気に入りです。

納め札
参詣に来た証に納め札入れに入れます。
一ヶ寺あたり本堂と大師堂で2枚必要です。
住所、氏名、願い事を書いていれましょう。

ワゲサ
袈裟を簡略にしたものです。お詣り中か否か、気持ちの切り替えに利用します。
色、柄に特別の決まりは無いようです。ただし、朱色だけは大僧正の色ですので使わない方が無難です。
お手洗いのときは、ワゲサを外しましょう。

白衣
お遍路さんのユニホームです。道中の服装を考える手間が省けます。周りの人からもお遍路さんと直ぐわかります。
発端はおいご(リュック)と着物が擦れるのを防ぐおいずるだそうです。
生地は化繊と綿が出回っています。化繊は洗濯が簡単ですが、風を通さず、燃えやすいので、ローソクの火には十分気を付けてください。
綿の天竺織は風通しがよく、燃えにくいが、洗濯後、乾きにくく、しわになる。と一長一短があります。
どの霊場も山門から本堂までは野天です。夏は日差しを避けるよう夏は下着を薄くして、綿(天竺)の袖付きを、冬はジャンバ等で防寒して上から袖無しを着ることをお勧め致します。

数珠
数を数える仏具で、念仏、御真言等を数えます。
お大師さまが行った虚空蔵求聞法は虚空蔵菩薩の御真言を一日に二万回唱えるものでした。
本連(108珠があるもの)をお勧めしますが、愛着のある持たれているものがあれば、それをお使いください。

金剛杖
”杖にすがる”にかけてお大師さまの分身と考えられています。宿に入る前に杖の先を洗うのはそのためです。
杖を持って”同行二人”という感じです。

さんや袋
思い立ったらすぐにお詣りに出かけられるように、お詣り道具(線香、ローソク等)一式を入れておくものです。
それ以外に、前掛けやポシェットなど必要最小限のお詣り道具を入れるものを持っておくと便利です。

すげ笠
日よけ、雨よけです。梵字を前にします。
家を離れて自由になり、自分を見直すと傘に書いてあります。
歩き遍路の方は、リュックをかけた状態でかぶってみてください。リュックと触る場合は辞めた方が無難です。

手甲
手の日焼け防止です。掌が使え、手袋より便利です。

脚絆
ふくらはぎがしっかりします。

表装後の納経軸